auctex の preview

久々に, Auctex を利用した.

http://at-aka.blogspot.jp/2005/09/preview-latex-20059-auctex.html

にあるように, 昔は, jsarticle だと プレビューができていたようである. しかし, ユニコードにしたためか, 最近のAuctexは日本語論文だとうまくいかなかった.

久々に利用してみたところ,セクションの箇所で文字化けする以外は, うまくいっているようである.

セクションの文字化けについては,

http://arataka.wordpress.com/2009/02/11/auctex-no-section/

に書いてあるように, init.el ファイルに,

(setq preview-default-option-list
      (quote
       ("displaymath" "floats" "graphics" "textmath" "footnotes")
       ))

を付け加えると, 変換しないでくれる.

スクリーンショット 2013-10-30 午後1.25.52 スクリーンショット 2013-10-30 午後1.26.39

投稿者: kenjimyzk カテゴリー: computer タグ:

Marvericks のファン

Marvericks にアップグレードしてから, ファンが回りっぱなしになってた. 最初は, Spotlight がインデックスを作成中なのかとおもったかが, クリーンインストールしているのでそんなに時間がかかるわけでない.

思い当たる節はいろいろある. 私のドライブ構成は以下のようになっている.

スクリーンショット 2013-10-30 午後0.47.55

Bootcamp を導入して, Windows 7 をインストールして, exFAT のドライブをつくり, Dropbox ファイルを Windows と Mac して, ホームディレクトリにシンボリックリンクしている. (3つパーティションを作ると BOOTCAMP を Mac から簡単に削除できなくなる.) これらのどれかが原因でうまく検索インデックスがつくれず, mdworker が暴走しているのだろう.

これを解決するために, まず, ターミナルを開いて,

sudo mdutil -a -i off

を打ち込み, Spotlight を停止させる.

つぎに, [システム環境] → [Spotlight] に行き, [プライバシー] タブに移動して, 以下のように, Spotlight の検索から除外する場所を追加する. (ただこのあと, BOOTCAMP は再起動後, 消えました.)

スクリーンショット 2013-10-30 午後0.48.43

そして再度, ターミナル上から

sudo mdutil -a -i on

として, Spotlight を起動させる.

さらに, SMC リセットとPRAMクリアも実施しておく.

それでもダメなようなら, また報告します.

Ricty Ricty Diminished

Emacs および プログラム のフォントは Ricty を使っている.

http://save.sys.t.u-tokyo.ac.jp/~yusa/fonts/ricty.html

を参照.

スクリーンショット 2013-10-29 午後10.25.49

全角スペースが見つけやすく, 半角と全角が同じ幅なので, プログラムコードが書きやすい. わたしは, Emacs や TeXworks などソースコードを扱うソフトウェアは, フォントを Ricty に変更している. 導入であるが, 昔は True-Type 版がダウンロードできたが今はいろいろ事情があってできないようである. 今だと, Ubuntu から作るのが作りやすいが, やや敷居が高い.

ただ, 姉妹フォントとして, Ricty Diminished があり,

http://save.sys.t.u-tokyo.ac.jp/~yusa/fonts/rictydiminished.html

から, TrueType フォントが直接ダウンロードできる.

スクリーンショット 2013-10-29 午後10.26.02

漢字のグリフの数が減ったそうだが, 比較してもほとんど変わりがない. プログラムコードにそんなに漢字はいらないし, ちゃんとした文章は, Mac だとヒラギノフォントが担ってくれるので, これから導入される方は Ricty Diminished をおすすめする.

org-mode に md 形式

拡張子 org を Markdown 型式 (拡張子 md) に変換したくなった.

昔に ORGMODE-Markdown なるものがあったが, バージョン8以降は対応していない.
org のマニュアルを読むと, [C-c C-e m m] でできるようだが, Invalid key と言われてしまう.

http://orgmode.org/manual/Markdown-export.html#Markdown-export

ちょっと悩んだが, 解決. Emacs を立ち上げた最初だけ, [M-x org-md-export-as-markdown]
とする. そうするとバッファに変換される. それ以降は, キーバインディングで動作可能になる.
同様に, OpenOffice の変換も可能なようである. ([M-x org-odt-export-as-markdown])

つまり, org 型式のファイルから, md, tex, html 型式のファイルへ変換可能である.

なお, 逆方向は, pandoc を使えば, 対応可能である.
mac には Mou という, 便利な Markdown 編集アプリがあるので, org にこだわらず,
色々文章を書くようにして行きたい.

org-mode で html 形式に変換できない.

org-mode で html 形式に変換しようとすると, エラーが起こった.
メッセージバッファをみると,

ess-turn-on-SAS-listing-mode: Wrong type argument: arrayp, nil org

となっている. ESSモードのなにかがバッティングしているようなので, まず, 設定ファイルから, ESS関連をコメントアウトして変換するとうまくいく.

ではESSの何が悪いのかということで, 「ess-turn-on-SAS-listing-mode」をキーワードにグーグル検索を実行すれば,
https://github.com/emacs-ess/ESS/commit/9e78b4222b32ad5bbb5b23aa9d2202772207e5dc
にあるように, 最近, この関数が修正されたらしい.

~/.emacs.d/elpa に行き, ess のフォルダ内の lisp/ess-sas-l.el の修正箇所を無効にしておけば, うまく動いた. 再度, アップグレードされても直っていないようだとバグ報告でもしよう. ちょっと最新版をおいかけるのも考えものだと思ってしまった.

Rstudio ベータ版

前回, Marvericks で Rstudio の動きが緩慢ということで, ベータ版を導入したと言った. ベータ版で2つ注目すべき機能がある.

ひとつは, R Presentation がつくれるようになった.
http://www.rstudio.com/ide/docs/presentations/overview

以前から, インフォーマルな報告で, 日本語が使えるので, knitrhtml ファイルの資料を作成していた. それと同じ文法で, 簡単に html 上でプレゼンファイルが作成できるようになっている.

もうひとつは, R Debugging が Rstudio 上で便利に利用可能になった.
http://www.rstudio.com/ide/docs/debugging/overview

R では, browser()debug() があるので, コマンドライン上で利用して, Rstudio の Environment で変数に何が入っているのか, わかる. (Mac 上) のRstudio で [CMD + RET] を一行一行, 実行しながら利用していたので, Debug はあまり必要がなかった. ただ, 関数を扱う場合, ブレークポイントで実行するのがやはり便利である. このことが, ベータバージョンでは利用できるようである.

ただベータ版はいろいろ不便なところもあるので, 早く Marvericks に対応した正規版がでることが期待される.

投稿者: kenjimyzk カテゴリー: mac タグ:

Marvericks にいくつかのオープンソースを.

前回 の続きで, 愛用しているオープンソースを追加した.

1) FirefoxとZoteroは特に問題がないようである.

2) MacTex も大丈夫である. 前回のうちにHomebrewをインストールしているので,

brew install ghostscript
brew install imagemagic

を実行した上で, MacTexを公式サイトからダウンロードして, インストールする. カスタマイズで, 本体だけ導入する. 設定については, 以下を参照.

http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texwiki/?Mac

3) TeXworks も大丈夫である. だだヒラギノフォントを埋め込んだ上で, 前のバージョン0.44でないと動かない問題はそのままである.

4) その他, tex関連で latexmk や Jabref も問題無いようである.

5) R は特に問題無いようである. Marvericks 固有の問題でないが, Homebrew をインストールしていると, Rで自動的に導入される tcl-tk と保存先がかぶっていて, brew doctor で使われていないライブラリがあると怒られてしまう. Homebrew でtcl-tk を使うパッケージを利用しないのなら, そのまま無視していいが, 気になるようなら, まず,

brew install tap homebrew/dupes
brew install tcl-tk

として, R を公式サイトか日本のミラーサイトからダウンロードして, インストールする. カスタマイズで, 本体だけ導入する.

6) Rstudio は動くのは動くが動作が遅い. これはここに書いているように, 知られた問題のようである. 対処法は, v0.98.443 というベータ版を使えとあるが, いろいろ制約があるようである.

7) LyX もRstudio と同じように Qt ライブラリを使っているために, 動作は不安定なようであるが, Rstudio よりマシである. ちなみに私が利用しているのは2.10のベータ版である.

8) Emacs は今回, このバイナリを使っている. 現時点ではうまく動いているが, 設定ファイルを現在移動中である.

総じて, 私が愛用してるオープンソースソフトウェアは, Marvericks でも動くようである. が, メモリ節約効果や, バッテリー持続効果は, 主観的にそれほど感じられないので, まあアップグレードは, 無料なのでいつかやるにしてもしばらく待っても良かったかもしれない.

Marvericks で Homebrew

久々の投稿である。Macの新しい機種が発売されたとともに、OSがバージョンアップした。それも無料である。

http://www.apple.com/jp/osx/

普段、ある程度、評判をきいてから、バージョンアップするので様子見をしようと考えていた。Multi Display の改善はなかなか魅力的だが、現在外付けDisplayがないので、不必要。タブ付きのファインダーは XtraFinder があるので不要である。

ただ、メモリ管理技術が向上しているのに興味をもった。

http://www.apple.com/jp/osx/advanced-technologies/

わたしは、Macbook Air 13inch 2012 を愛用しているが、メモリが4Gである。学生教職員割引で英語キーボードに換装しても10万円未満だった。ただ、FirefoxとEmacsをたちあげているだけで、油断するとメモリの使用が100%近くになり、メモリ管理ソフトが手放せなかった。むしろバージョンアップしたほうがよいのではと考えた。

また、Macbook Air のSSDを換装して、古いのを外付けUSBドライブとしてつかっていて、Mac では外付けUSBドライブからOSが立ち上げできる。なので、いざとなったら、戻せばいいと考えて冒険してみることにした。

App Storeからバージョンアップを実行する。インストール途中で中断すると、アプリケーションフォルダにOS X Mavericks インストールが存在している。起動DVDかUSBを作ろうと、ちょと調べると、

隠しファイルなどがあり、面倒なのと、手許に8GのUSBがなかったので、外付けUSBドライブのほうに保存しておいて、アプリを立ち上げることにした。内蔵SSDを初期化してクリーンインストールする。

具体的にしばらくして無事導入された。その後:

  1. キーバインディングを変更(caps lockをcontrolになど)
  2. Google IMEを導入(ことえりに)
  3. Keymap4macbookを導入(左右のコマンドキーを直接入力、日本語の変換キー)
  4. そしてHomebrewの導入

Macportと違って、Homebrewは導入できるようである。手順は以下の通りである。

  1. https://developer.apple.com/downloads/index.action にアクセスして、command_line_tools_os_x_mavericks_for_xcode__late_october_2013 をダウンロード。Apple Developer の IDが必要である。
  2. ターミナルを立ち上げて、「ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.github.com/mxcl/homebrew/go)"」を実行。
  3. brew doctor, brew update, brew upgrade などを実行する。

無事導入できたようである。とりあえず、いくつかを実行してみる。

  1. brew install unrar
  2. brew install nkf
  3. bbrew install aspell —lang=en

とする。最後のaspellについて、ホームディレクトリに、「.aspell.conf」というファイルを作成して、

lang en_US

と入力した。うまく行っっているようである。その他のソフトのインストールは次回お知らせします。