spacemacs の日本語設定 (5: lookup.el)

昔 EPWING というファイル形式があった. 現在その形式の辞書ソフトは発売されていないが, 昔は多数あった. またそうでない形式の辞書ソフトを変換するツールもネットで公開されていた. この EPWING 形式の辞書ソフトを emacs で利用するツールとして lookup.el がある. わたしの記憶が正しければ, Carbon Emacs に標準搭載されていた. 現在も

で公開されているが, melpa などに登録されていない. そのため私のように EPWING 形式の辞書をもっている人間は自分でインストールする必要がある. 情報が古いが, 以下にインストール方法が公開されている.

つい数年前まで, こうした el ファイルをいちいち自分でインストールしていたのが信じられない. 以下, spacemacs でどのように導入し, 利用しているのか紹介する.

lookup.el の導入

ubuntu

以前の 投稿 で, ubuntu での導入方法を述べた. 同様の手順をとればよい. ターミナルから

sudo apt-get install lookup-el

でよい. なお自分で emacs をコンパイルした場合, これではうまくいかない.

mac

以前の 投稿 で, gnupack での導入方法を述べた. 今回, homebrew 経由で導入できるようにした. まず

brew tap kenjimyzk/ebu
brew install ebu
brew tap kenjimyzk/eblook
brew install eblook

とする.

から lookup-1.4+media-20160602.tar.gz を入手し, それを解凍する. ターミナルからそこに,

emacs -batch -l install.el '~/.spacemacs.d/lisp/lookup' '~/.spacemacs.d/info'

を実行する.

windows

以前の 投稿 で, gnupack での導入方法を述べた. 同様の手順をとればよい.

から eblook-1.6.1+media-20150724-ebu-4.4.3-20150301-win64.exe を入手し, それを eblook.exe にリネームしてどこかのフォルダに入れ, 環境変数にそこの PATH を通す. 次に lookup-1.4+media-20160602.tar.gz を入手し, それを解凍する. emacs を開き, M-x eshell を実行し, 解凍したフォルダにディレクトリを移動し,

emacs -batch -l install.el  '~/.spacemacs.d/lisp/lookup' '~/.spacemacs.d/info'

を実行する.

設定ファイル

init.el にある dotspacemacs/user-config に次の設定

(load-file "~/.spacemacs.d/00lookup.el")

を加え, 外部ファイル 00lookup.el として, 次の設定を読みこむように設定している.

;; lookup
(add-to-list 'load-path "~/.spacemacs.d/lisp/lookup/")
(setq lookup-enable-splash nil)
(autoload 'lookup "lookup" nil t)
(autoload 'lookup-region "lookup" nil t)
(autoload 'lookup-pattern "lookup" nil t)
(global-set-key (kbd "C-x l") 'lookup-pattern)
(global-set-key (kbd "C-x C-l") 'lookup-region)

(setq lookup-default-dictionary-options
      '((:stemmer .  stem-english)))
(setq lookup-use-kakasi nil)
(setq lookup-search-agents '(
    (ndeb "~/dict/Cobuild1")
    (ndeb "~/dict/Longman4")
    (ndeb "~/dict/OALD8")
    (ndeb "~/dict/NKEMEJ")
    (ndeb "~/dict/NKEMJE")
    (ndeb "~/dict/KANJIGEN")
    (ndeb "~/dict/KEIZAI")
    (ndeb "~/dict/KOJIEN5")
    (ndeb "~/dict/COLLOC")
    (ndeb "~/dict/SRD-FPW")
    (ndeb "~/dict/EIDAI6")
    (ndeb "~/dict/WADAI5")))

最後の設定は辞書のおいている場所や種類によって異なる. なお以前の投稿では日本語のフォルダ名にしていたが, windows ではうまくいかなくなっているので変更している. また info ファイルの設定はここでは省略する. 以上, 新しい設定は ここ になる.

使い方

先の設定のもと, 検索方法は次の 2 つである.

  • C-x l: 単語を入力して検索する. デフォルトでカーソルにある単語が候補として挙げられる.
  • C-x C-l: リージョンを選択した上でその単語が検索される.

注意することは, evil-mode で検索すれば, その辞書がきちんと操作できなくなっている. その場合, 焦らず C-zemacs-mode に変換すればよい. lookup での使い方は ? を押せばヘルプがでるので, それを参考すればよい. 大抵 SPC で辞書を選び, qlookup を閉じるだけでよいだろう.

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